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[海外旅行-02] U.S.A. - Las Vegas & Grand Circle 8話

アメリカには、先住民(いわゆるNative American)の居留地というのがある。
植民地時代から此の方、白人の支配するアメリカが領土を拡大するに連れて、先住民は住んでいる地を追われていった。
アメリカにとっては、彼らは「邪魔な存在」だったのだろうが、さすがに根絶させる訳にもいかないので、部族ごとに限られた土地を残し、又は移住させて居留地(reservation)とし、相互不干渉という名目によってそれらの中に押し込めた。

地図を見れば一目瞭然なのだけれど、ほとんどの居留地は内陸の未開の地に分布している。
要は、白人から見て不要な土地を押し付けて、「死にたくなかったら、そこでじっとしていろ」と。
そんな訳で、現在も生き続ける彼ら先住民の生活は、経済的に非常に厳しいものであると言われている。

中には、居留地の中に観光資源を有し、観光収入で生計を立てることができる部族もいる。
Grand Circleでは、前回紹介したNavajo族や、Hopi族、Hualapai族などがこれに当たる。
ただ、彼らとて、先祖代々の地を観光地化することに心理的な抵抗はあるはずで、決して当たり前のことではない。
旅行者としては、観光のために居留地に足を踏み入れたときに、彼ら独自のやり方にいらっとすることもあるけれど、そういう背景があること、我々は特別に見せてもらっている立場なんだということは、理解しなければいけないのだと思う。



Monument Valleyのジープツアーの続き。ホーガン(hogan)と呼ばれる、Navajo族の伝統的な住居。
木材で枠を組み立てた上から、固めた土で壁と屋根を作っている。雨が降ったら崩れないのかね。
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中はNavajo族の民芸品の土産物屋。
荷物の関係で何も買えなかったけれど、チップを払って撮影の許可はもらっている。
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3時間くらいのジープツアーを終えて、まだ昼過ぎだったので、少し歩いてみる。
Wildcat Trailという、ビュートの周りを一周するトレイルへ。
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近くから見ると、ビュートもなかなか迫力がある。
上半分と下半分とで地層が異なり、削られやすさが違うからこういう形になる。
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地形が大きいので、景色に大きな変化はなく、1時間と少し歩いて終わり、そろそろMonument Valleyを後にして次の目的地へと向かう。最後に、天気が回復したところで、もう一度Monument Valleyの代表的な景色をカメラに収めておく。
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Monument Valleyから次の目的地まで約2時間、Colorado川の上流にあるPageという街へと北上。
再び、ほとんど何もないArizona州の荒野を延々とドライブ。途中、結構眠くなった。


Pageは、Colorado川に2つある大きなダム湖の1つ、Powell湖の畔の街。
また、街外れには、日本でも有名らしいAntelope Canyonがある。
国立公園ではないけれど、見所が多いエリアなので、一晩を挟んで一日をここで過ごすことにした。


まず、Powell湖を堰き止めるダム(Glen Canyonダム)に隣接するビジターセンターへ。
ダムは重要施設なので警備が厳重だと、『地球の歩き方』に書いてあったけど、特に何も警戒する様子はなかった。
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Powell湖は、元々はGrand Canyonみたいな地形だった場所を、ダムで堰き止めて人造湖にしたもの。
この湖周辺の立体地図から、元の地形が想像できるはず。
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Glen Canyonダムを正面から見下ろす。
ここはHooverダムと異なり、有料のツアーでないと堰堤の上には立てない。
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反対側、ダムから流れていくColorado川を見下ろす。
この流れがGrand Canyonを突き抜け、Mead湖とHooverダムへと続く。
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もう夕方で、日も傾いてきていたので、Pageの観光は明日に回す。
Powell湖の畔に建つLake Powell Resortが今夜の宿。
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部屋からは、こんな風にPowell湖を見渡せる。
ヨットハーバーがすぐ近くにあって、観光用のフェリーや個人所有のレジャーボートが停泊していた。
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部屋はこんな感じ。ベッドが少し高くて、上り下りに少し苦労した記憶がある。
コネクトルームというのか、隣の部屋と繋がっていて、そちらが広々とリビングになっていた。1人客には広すぎた。
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まだ明るいけれど、ジープツアーとトレイル歩きの後でドライブもあり、疲れていたので、早めに夕食にする。
ホテルのレストランにて。ここでも、スープとサラダから。
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ここでは、メインは再び魚。
"Orange Glazed Shoyu Salmon"というので、照り焼き系ですかね。
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6日目の朝は、気持ちの良い天気で迎えた。湖畔の空気が気持ち良い。
宿の近くに点在する展望台から、Powell湖の景色を眺める。
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写真右上、湖の端にGlen Canyonダムと、ダムに平行する車道のアーチが見える。(ちょっと小さいか。)
普通は、湖の周辺というのは緑が豊かなものだけど、ここは元々荒野だったのを人造湖にしたので、妙に殺風景だ。
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Glen Canyonダムから流れ出した水は、Colorado川となって深い谷を刻む。
その中でも、Pageに近い有名な場所として、Horseshoe Bendと呼ばれる展望台がある。
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駐車場に車を停めて、谷に向かって10分程歩く。
本来は広い平原だった場所の一部が、穴が開いたように抉れているのが見える。
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谷を見下ろして写真を撮るため、観光客が崖のぎりぎりまで近付く。
ここには安全柵などなくて、どこまで入り込むかは自己責任。
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おっかなびっくり、身を乗り出して撮影したHorseshoe Bendの景色。
その名の通り、馬の蹄鉄のような形をしている(右側が上流)。
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朝からツアーに参加したり歩いたり運転したり、5日目もなかなかハードな旅になった。
これだけ長い距離を移動する旅だと、なかなか観光だけ、又は移動だけ、という日を作れない。
一人で運転するので、なかなか休み時間が取れないのも、厳しいところ。
こういう無理な旅も、三十台前半の今だから、出来ることなんだろうな。
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