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[海外旅行-02] U.S.A. - Las Vegas & Grand Circle 5話

アメリカには、国立公園が約60ヶ所ある。
そして、濃淡(=有名/無名)はあれど、その1つ1つが観光名所となっている。
例えば、「Grand CanyonやYosemiteに旅行する」と言えば、それらはGrand Canyon国立公園Yosemite国立公園を訪れ、園内の景観を楽しんだり、園内のルールに従ってアウトドアの活動を楽しんだりすることを意味する。
他方で、日本にも国立公園というものは沢山あるけれど、「どこそこの国立公園に遊びに行く」という話は聞かない。

これは、日本とアメリカとの、国立公園制度、ひいては制度に対する考え方の違いによる。
アメリカでは、自然保護という目的のために、国(連邦政府)が直轄地として管理し、内部に私有財産を認めない。
その上で、豊かな自然に触れることは人間教育に役立つという理念の下、厳しいルールを設けた上で公園の一部を開放する。利用客からは入場料や施設利用料を徴収し、それらの資金を自然の保存や公園の整備に用いる。

他方で、日本の国立公園制度というのは、あくまでゾーニング(用途制限の指定)に過ぎない。
元々が私有地であったり国有地であったり、或いは自治体の土地であったりする広い区域を、開発や利用が制限される場所として指定し、制限に反しなければ誰がどのように利用しても構わないという枠組み。
国は監視する立場に過ぎず、私有地や自治体の土地の利用は、それらの所有者に委ねられる。
その結果、国立公園というぼんやりした区域の中に、ばらばらに観光スポットが誕生することになる。

文字ばかりで少し長くなってしまったけれど、同じ「国立公園」でも、日本とアメリカでは大きく異なる。
今回の一連の旅行記では、そんなアメリカの国立公園の旅を紹介してみたい。



Grand CanyonのBright Angel Trailを歩き、Indian Gardenまで下ってきた。
もう少し進んで、Colorado川が成す、大渓谷の中の小渓谷が見える場所まで行ってみることにする。
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Indian Gadenは水が湧くオアシスで、乾ききった場所というイメージの強いGrand Canyonの中では珍しく、こんな小川が流れていたりする。だから、この小川に沿って、Grand Canyonでは珍しく、高い木が生え、綺麗な花が咲く。
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Indian Gardenから、目指すColorado川(の崖の上)までは、平坦な道を30分ほど歩く。
何の変哲もない道だけれど、周りを大渓谷の両岸に囲まれたスケールの大きな景色は、なかなかの絶景だった。
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歩き始めて約2時間30分、ようやくColorado川に突き当たった。(10km近く歩き、900m以上を下った。)
右側のホットケーキを重ねたような岩場が、終点のPlateau Pointという展望台。
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Colorado川を下流に向けて見下ろす。
全体のスケールが大きいので分かりにくいけれど、川の水面とは依然400mもの標高差がある。
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反対側、Colorado川の上流の方を見渡す。
目線の高さより少し下で、地層の質が変わっているのが分かると思う。あれが大渓谷と小渓谷との境目。
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車でSouth Rimに来ただけでは見られない、より深い景色を味わいながら、30分くらいぼーっと過ごした。
少しずつお客さんも増えてきて、珍しく自分の記念写真を撮ってもらったりした。
それくらい、景色が良く、達成感のある場所だった。


さて、渓谷の真ん中に立って景色を楽しんだ後は、「上」に戻らなければならない。
これから、900mを登って、あの崖の上に帰る。うーん・・・。
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取り合えず、Indian Gardenまで戻ってきた。
この区間は平坦なので、帰り道も厳しくない。まだ大丈夫。
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本格的な登りを始める前に、持ってきたパンとバナナで昼食にする。
食べ物の匂いを嗅ぎつけて、リスがリュックの中身を狙って近付いてきた。やらないよ。
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Indian Gardenを出発してすぐ、ラバ(mule)の群れとすれ違った。
「おーい、道の端に避けてくれー!」「はーい。写真撮ってもいいですかー?」「OK!」って感じで撮らせてもらった。
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うんざりするジグザグの登りが始まった。黙々と、淡々と、延々と。
Grand Canyonのトレイルは、普通の登山と逆に、帰りが厳しい登りになっている。行きは良い良い、帰りは怖い。
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時間は昼時から午後へと移り、段々と気温も上がってくる。
汗が止まらず元気もなくなり、大して景色の変化もなかったので、帰り道の写真はあまり撮っていない。
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ようやくゴールが見えてきた。あの崖の上。
この写真を撮ったのが最後の折り返しで、あとは向こうの方へと真っ直ぐ登っていくだけ。
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最後に、登ってきた道を振り返る。
写真の真ん中、岬のように突き出た場所(細い道が途切れるところ)まで行ってきた訳だ。
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Bright Angel Trailの出発点、朝の分岐点に戻ってきた。
合計1時間くらいの休憩を含めて、今回は6時間30分くらいのトレイル歩きだった。
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シャワーを浴びてすっきりした後、まだ明るいけれど、早く寝たいので早々に夕食にする。
今夜もBright Angel Lodgeのレストランで、サラダとスープから。
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だいぶ歩いて消耗したので、メインは肉料理にした。
"Garlic Crsuted Pork Loin"という豚肉の料理、米のご飯と一緒で食べやすかった。
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部屋に戻ると、もう眠気に抗えず、おやすみなさい。
ちなみに、年を取ると筋肉痛が遅れてやってくると言うけれど、代わりに関節痛が早々と襲ってくる(苦笑)。


早く寝た分、翌朝も早く目が覚めた。
折角なので、Grand Canyonの夜明けを見に行く。朝6時のMather Point、既に結構人がいるな。
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東の空から、4日目の朝の太陽が昇ってきた。
今日も天気が良さそうだ。
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夕日を眺めたときと同様、傾いた陽光が成すグラデーションが美しいのだろうと考えた。
日の出から30分くらい、少しずつ明るくなっていく渓谷を眺め続けた。
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4日目も、Grand Canyonの散策がもう少し続く。
絵としてはあまり変化がないのだけど、この壮大な景色を眺められる機会を十二分に楽しみたいと思った。
筋肉痛で歩きにくかったけれど、この後の旅程は少し楽になるので、鞭打ってもうひと頑張り。
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