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[海外旅行-03] Argentina - Buenos Aires, Iguazu 国立公園 & Los Glaciares 国立公園 その9

Patagoniaと聞いて、どのような場所を連想するだろうか。
世界的に有名な同名のアウトドアグッズのメーカーがあるので、登山やハイキングをするような自然の豊かな場所というイメージを持つ人は多いと思う。自分を含めて自分の周りにも、具体的な位置はともかく、そう思っている人が多かった。
自分も今回、ガイドブック等で計画を立てる前は、「緑が豊かなPatagoniaでトレッキングをしたい」と考えていた。
そして、そのイメージは、あまり当たっていなかった。

実際のPatagoniaは、とても広大な地域の総称で、場所ごとに特徴も異なる。
具体的には、概ね南米大陸の南緯40度以南の陸地を意味し、Andes山脈Argentina側とChile側とに隔てられる。
Andes山脈はだいぶChile側(西側)に寄っているため、東のArgentina側は大西洋との間になだらかな平地が続くのに対して、西のChile側は太平洋と山脈とが近く、山が海に向かって急激に沈み込むため極めて入り組んだ地形になっている。
そして、あまり境界ははっきりしないものの、北部Patagoniaはそれなりに緑の豊かな場所も多いのに対して、南部Patagoniaは冬の長さと年中吹く強風のせいで植生が貧弱で、ほぼ何もない荒野が広がる不毛の地と化している。

今回、自分が訪れたのは、この南部Patagoniaのみ。
それも、Andes山脈を挟んで両側の山麓の、国立公園とその近くの小さな街に合計1週間弱いただけ。
なので、Patagniaの一部しか見ていないのだけれど、その印象は「乏しい植生ゆえに強調された岩山の地形と、それによって局地的に形成された氷河と氷河湖。そのいずれもが美しい。」というものだった。



7日目の朝、ホテルからタクシーでIguazuの滝国際空港へ。
今日はここから南部PatagoniaのEl Calafateまで、4000km近くを移動する。
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Puerto IguazuからEl Calafateまで、Argentinaのほぼ北端からほぼ南端への移動だけあって、直行便はない。
Buenos AiresJorge Newbery空港で乗り継ぐことになる。
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今日は乗り継ぎが良くなくて、Jorge Newbery空港で2時間くらいのトランジットがあった。
カフェで名著『4522敗の記憶』を読みながら、のんびりと搭乗時刻を待つ。
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改めて、Patagoniaへと出発。
目的地のEl Calafateの空港までは、概ね3時間15分。なかなか遠いね。
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El Calafateに着く直前の、地上の様子を撮影した。
アメリカのArizona州みたいに荒野が広がる。Argentina側の南部Patagoniaって、ほぼこんな感じらしい。
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El Calafateの空港も、さほど大きくはない。
写真右側の各社のカウンターブースで、空港からのシャトルバスやレンタカーを扱っている。
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今日の目的地であるEl Chaltenへは、空港からのシャトルバスは1日3便しかないらしい。
再び2時間近く待たされて、18時頃にTransporte Las Lengas社のバスで移動を再開。
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空港からEl Chltenまでは、直行して3時間くらいの道のり。
その中間地点のLa Leonaという場所に、ぽつんと一件家のカフェが建っている。東京まで2万1000kmだそうだ。
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トイレ休憩(トイレ利用は有料)とコーヒー1杯しても、まだ時間があるので、外をぶらぶら。
このカフェ以外は、見渡す限り何もない荒野で、「つまんねぇから早く出発しろ」と言いたくなった。
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もうすぐEL Chaltenに着くというところで、道端に停車して、「景色を楽しんでくれ」的な時間があった。
皆で小高い丘に登って、行く手に見えるFitz Royという山を眺めて、写真を撮ったりしていた。
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シャトルバスは、各乗客の泊まるホテルまで連れて行ってくれる。
今日の宿の"Destino Sur"に到着して、もう21時30分を過ぎた。本当に一日掛かりの移動だった。
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ホテルのフロント付近を写す。スタッフは英語を話すので、翌日のバスの手配をお願いすることができた。
いつもそれなりのホテルを選ぶのは、泊まり心地もさることながら、英語ができるスタッフがいることも重要なので。
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今夜の客室。黄緑色に塗られた内装が、木製の家具と調和して良い味を出していた。
蒸し暑くてエアコンを付けっぱなしにしていたPuerto Iguazuと違って、ここはからっとしていて過ごしやすかった。
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もう22時過ぎで、外のレストラン(概ねまだ開いている)に行くのは面倒だったので、ホテルのレストランで夕食。
いつも通り、まずスープ。日替わりスープは、かぼちゃのポタージュ系だった。
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メインはまた肉にした。"Bife de Chorizo con Graten de Papas y Gremolata"という。
給仕さんは珍しくアジア系の人で、流暢な英語を話すので、アメリカで食事をしているような気分だった。
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8日目、天気に恵まれたようで、今日はちょっとしたトレッキングに出掛ける。
ホテルから登山口に向かって歩き始める。Puerto Iguazuと比べても、非常に牧歌的な景色の街だった。
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ここが登山口。"Sendero al Fitz Roy"すなわちFitz Royへの道と書いてある。
昨夜少しだけ見えたFitz Royの、山頂までは行かないけれど、直下のLos Torres湖を目指す。
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El Chaltenの街から見えた特徴的な大岩を、右に回り込みながら登り始めて、山の中の方へと進んでいく。
Los Torres湖への道は、最初は少し登りが厳しくて、途中の大部分は全然楽で、最後が物凄く大変な登りになる。
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登り始めて10分かそこらで、もうこのくらい高さを稼いだ。
川上へと車道が続く先は、Desierto湖という綺麗な湖があるらしい。今回は時間がないので行けないけれど。
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がんがん登っていくと、早くも今日のお目当てであるFitz Royの山頂の先端部が見えてきた。
今のところ、雲は掛かっていなくて、くっきりと山容を拝むことができるようだ。曇らない内に、早く着きたい。
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Fitz Royは、現地の先住民の言葉で"Chalten"と呼ばれ、それは「煙を吐く山」という意味だった。
そのくらい、山頂付近は風が渦巻いて雲に覆われやすいそうだ。
今回はEl Chalten(まさにChaltenがある土地という意味)の滞在は1日だけに限られて、天気が悪ければ、或いは天気が良くても肝心のFitz Royが雲の中では、トレッキングの意味もなくなってしまうところだった。
変わりやすいPatagoniaの天気に気を揉んだけれど、結果的に素晴らしい天気の一日に恵まれ、とても幸運だった。
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