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[海外旅行-02] U.S.A. - Las Vegas & Grand Circle その12

Grand Canyonに限らず、アメリカの国立公園のトレイルを歩いていて、気が付いたことがある。
それなりに登る体力や技術を要する道であっても、軽装備で臨んでいる人が少なくない。
自分も大抵はスニーカー、ジーパン、スウェットとウィンドブレーカーという軽装備で歩いているけれど、既に紹介したBright Angel Trailのようなところでさえ、Tシャツ、短パン、サンダルという格好の人を何度も見掛けた。

理由として考えられることは、いくつかある。
まず、トレイルを歩く者の大多数を占める白人は、日本人に比べて気温の変化に強いこと。
自分がウィンドブレーカーのチャックを一番上まで閉めるような寒さの中でも、連中は平気で半袖で歩いている。

次に、アメリカの国立公園のトレイルは、日本の登山道に比べて心理的な敷居が低いと思われること。
日本の登山道は、起点が既に結構な山奥にあることが多く、そこに着くこと自体が一種の冒険になる。
だから、(あまり大したことがない山でも)生半可な気構えで登り始める人は少ない。
対して、アメリカの国立公園は、車で気軽に入園できて、トレイルの起点へのアクセスも容易なことが多い。
そこからピクニック気分で、「ちょっと歩いてみよう」という乗りで歩く人が多いように思う。

(※長くなりそうなので、この話は次の記事に続く。)



8日目、Zion国立公園を訪れている。
シャトルバスで谷の道路の一番奥まで来た。ここからさらに、川に沿って奥まで歩けるトレイルがある。
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谷は段々と狭くなり、険しい岩壁が迫ってくる。
写真の右側(左岸)に歩道があるの、分かるかな。
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このトレイルは、30分も歩けば終点に達する。
一見ただの河原だけど、ここはZion国立公園を代表する特殊なトレイルの起点になっている。
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ここから主に川床(つまり川の中)を歩いて、上流へと遡って行くことができる。
"Narrows"と呼ばれるトレイルで、川に滝がないため、その気になればいくらでも遡っていけるという。
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この日は気温が25℃を超える陽気で、自分もNarrowsを歩いてみたくなった。
しかし、靴と靴下を脱いで川に入ると、春の雪解け水はまだ冷たく、30秒も耐えられずに岸に戻るはめになった。
本気で上流に向かう人は、大抵、長靴やウェットスーツのようなもので「武装」していた。
やはり、自然を甘く見てはいけない。


気を取り直して、別のトレイルも歩いてみる。
谷の本流ではなく、枝分かれしたところに入っていく、Emerald Poolsというトレイルへ。
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歩道に近い草むらにて、エルクの雌を発見。
道行く人々が皆立ち止まって写真を撮るので、後から来た人もすぐに分かる。
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Emerald Poolsと複数形になっているだけあり、下流から上流にかけて、いくつかの池がある。
全然「エメラルド」じゃないけど、最も下流にあるLower Emerald Pool。上から降っている水は、雨ではなく小さな滝。
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その滝をくぐるようにして、道は上流へと続いていく。
段々と難易度というか歩く負担が増していくので、先に進むにつれて人は少なくなっていく。
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Lower Emerald Poolまでは、整備された平らな歩道だったけれど、ここからは狭い登りの道になる。
とは言え、Zion国立公園まで来るような人々にとっては、このくらい朝飯前か。
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20~30分くらい進むと、2つ目の池が現れる。
池と言うか水溜まりだけれど、これがMiddle Emerald Pool。先程の小さな滝の真上に当たる。
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ここから奥は、半分くらい獣道のような、面倒くさい歩きになる。
正直なところ、「Middleまで来た以上はUpperまで」という意地だけで歩き続けた。
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ここが終点のUpper Emerald Poolで、谷を歩いて進める一番奥の場所。
写真では撮りきれないけれど、正面の岩壁は枯れた滝で、見上げると崖の上に川が続いているようだった。
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Emerald Poolsで結構歩いてしまったので、戻るともう17時過ぎ。
谷底の夕暮れは早いので、暗くならない内に宿へ。この旅行の最後の宿である、Zion Lodgeへ。
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ここも本部棟と客室棟とが分かれていて、チェックインしてから部屋まで少し歩く。
左側が2階建てのロッジで、右側が部屋ごとに独立しているキャビン。
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そして部屋の中。
前夜のBryce Canyon Lodgeと同じような感じ。(結構な)値段相応に整っている。
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本部棟で夕食にする。まずパン、サラダ、スープ。
サラダとスープはセルフサービスで、「席からサラダ/スープバーまで1往復だけして良い」という書き方だった。
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前日が鶏肉だったので、今日のメインは牛肉。
例によって無駄に凝った名前が付いていて、"Kayenta Beef Tenderloin Medallions"というらしい。
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明けて最終日、9日目。
谷底の朝は遅く、なかなか太陽が昇ってこない。
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今日は、Angels Landingという、なかなか狂気じみたトレイルを歩く。
このトレイルに挑戦したいけれど、無事に戻ってこられるだろうかと、計画のときからずっと懸念していた場所。
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最初は河原の平坦な道を歩いて、目指す山というか岩に接近する。
目標は、写真の中央に写っている、将棋の駒のようにそびえる岩。
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次回の記事で、この旅行の最後にして最大の難関に挑む。
生きて戻れて良かったと思える、今思い出しても手汗が出てくるところ。
写真でも多分、やばさが伝わると思う。
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