[Marinos 2017] vs 柏レイソル(EC/SF)

今年も、年の瀬にマリノスの試合を観ることができる。
大事な試合を戦える高揚感、負けたら終わりの緊張感、そして負けてしまったときの喪失感。
天皇杯は準決勝で負けることが多かったので、自分にとっては、これらセットで年末の風物詩になっている。
それでも毎度、「今年こそは元日の決勝へ!」と自分を奮い立たせて、準決勝のスタジアムに向かう。

Jリーグ全体から見れば、この時期に試合を残すチームはごく僅かで、全体的にはもうオフシーズンと言って良い。
なので、来季に向けての選手や監督の去就が、次々とニュースになって入ってくる。
マリノスは、既に退団が発表されているErickの後任として、元オーストラリア代表監督のPostecoglouが来季の新監督に就任することになった。(呼び方はAngeで良いのだろうか。何が定着するか様子を見よう。)
昨年のこの時期と違って、来季に向けて前向きな気持ちになれるから、試合に集中して観ていられる。
良い雰囲気で、サポーターも心を一つに、Erickを天皇杯優勝で送り出してあげたい。



準決勝の会場は、なんと等々力。もっと大きなスタジアムを使えないのかと思ったが、日産スタジアムは改修工事中、埼玉スタジアムはユースの大会、味の素スタジアムも別のイベントがあり、多分ここが使える中で最も大きな箱だった。
171223-01s.jpg


抽選の結果により、この試合、マリノスはホーム扱い。
等々力のホーム側に陣取るという、どうにも違和感が拭えない居心地の悪さが。
171223-02s.jpg


バックスタンドの端に、契約満了が発表された3選手への惜別のメッセージの横断幕が。
田口と賢星は予想外だったけれど、まだまだサッカー人生これから。いつか日産スタジアムで対戦しよう。
171223-03s.jpg


3週間ぶりの試合は、長期離脱中の学を除く全員がプレーできる状態。
体力的に問題はなく、試合勘やモチベーションの部分で十分に戦えるか。
171223-04s.jpg


普段の川崎との試合では、我々が向こう側に陣取る。
ゴール裏の向こうに武蔵小杉の高層マンション群が見える。今まで知らなかった。
171223-05s.jpg


等々力のホーム側を埋めるマリサポ。もう二度と見られないかも知れない珍しい光景なので、何枚か撮っておいた。
と言いつつ、2019年や2020年の日産スタジアムが使えない期間にも、同じようなことがあるかも。
171223-06s.jpg


15時少し過ぎて、選手入場。テレビ中継に合わせて、15時05分という半端な時刻にキックオフ。
今日はこのカップ戦ユニフォーム。決勝に進んでも、相手が神戸でもセレッソでも、多分このユニフォーム。
171223-09s.jpg


右SBで先発の松原。相手のプレスを受け、CBにボールを戻したところ。
今日も柏は、中川を中心に積極的に前からプレスに来たけれど、割と落ち着いて対応できたな。
171223-11s.jpg


立ち上がりの攻勢から少し押し返されてきた10分過ぎ、遠目からR. Lopesが放ったシュートが入ってしまった。
仙台時代から(自分の中では)あまり印象のない選手だったが、まさかの強烈な一発に度肝を抜かれた。
171223-12s.jpg


負けたらシーズン終了の試合なので、早く追い付きたかったが、前半はなかなか反撃に転じられず。
昨年の年末の試合でも見られた、足にボールが付かない場面が散見された。それも、なぜかマリノスの選手ばかり。
171223-13s.jpg


柏との試合らしく、なかなか激しいデュエルが随所に見られた。
前半は主審の判定が怪しく感じられ、ちょっとフラストレーションが溜まった。
171223-14s.jpg


0-1で後半を迎える。
4月のアウェー戦では、最後まで柏の勢いに飲まれていたが、今日は巻き返せるだろうか。
171223-16s.jpg


劣勢に悪いことが重なり、後半開始早々に扇原が負傷して交代。肉離れのようで、彼は無念の今季終了か。
ただ、このために早い時間帯から伊藤が投入され、それにより攻撃が活性化し、災い転じて福となすことができた。
171223-17s.jpg


後半は手前側がマリノスの左サイド。
ドルブル突破が怖い伊東に対し、きっちりと左SBの下平と左SHの山中とで挟んで奪いにいった場面。
171223-18s.jpg


そして69分、同点ゴールは、マリノスお得意の左サイドから。
下平のクロスを伊藤が豪快にヘッドで叩き込んだ。今季は不遇をかこった2人が、ここで絶妙な攻撃を見せた。
171223-20s.jpg


疲労から柏のプレスも衰え、ただしマリノスも劣勢ゆえ守備に奔走させられて消耗し、段々とオープンな展開に。
その中で、最後まで献身的な山中の動きと、トップ下で巧みにボールを収め散らした伊藤の働きは光った。
171223-21s.jpg


できれば90分で決めたい。セットプレーの好機も何度かあったが、そこからは決めきれず。
どちらが勝ち越してもおかしくない展開のまま、時計は90分に近付いていく。
171223-22s.jpg


伊藤の投入により一列下がった天純も、少しボールを持ちやすくなって攻撃で貢献が増えた。
攻撃のことを第一に考えるならば、この布陣は意外とはまるのかも知れない。守備はやばい感じだが。
171223-23s.jpg


1-1で90分を終え、天皇杯なので延長戦にもつれ込む。
正直、90分での勝負ならばやや分が悪いと思っていたので、五分五分の流れで延長戦は希望が持てた。
171223-24s.jpg


強烈な先制点を決めたR. Lopesだったが、その後はいるんだかいないんだか。
ただ、彼に仕事をさせなくても、マリノスの右サイドにCristianoが流れてくることが多く、守り方は難しかった。
171223-26s.jpg


延長後半に入ってすぐ、足を痛めたか動きが落ちてきていた下平を下げ、この展開での切り札として渓太を投入。
Martinusが左に回り、渓太が右に入って、右でも左でも良いからカウンターに賭ける狙いが見えた。
171223-27s.jpg


そして延長戦も終わりに近付いたところ、右サイドで渓太を走らせるカウンターが発動、最後はHugoが決めた。
等々力のホーム側で、マリサポの歓喜の雄叫びが上がる。色々と面白すぎて、しばし記憶が飛んだ。
171223-28s.jpg


残り数分間、勇蔵も投入して、柏の猛攻を凌いだ。遠くてよく見えなかったが、飯倉の神業セーブもあった。
激闘を制した選手達の、実に嬉しそうなこと。こういう大事な試合に勝つって、本当に大きな喜び。久しぶりな気がする。
171223-30s.jpg


年末の大一番で死力を尽くした両チームの選手達に、大きな拍手を。
その後、やけにピッチ中央に人が集まってきて、何だろうと思ってたら、小競り合いがあったのね。
171223-32s.jpg


鬼門の準決勝を、難敵を下して突破。今季は、晴れて元日の決勝戦を戦える。
相手は今季3つ完敗しているセレッソだけに、また厳しい試合が予想されるが、なんか不思議と勝てそうな気がする。
171223-35s.jpg



ここまでで今季一番の熱い試合だった。
延長戦にもつれ込む試合展開、準決勝という舞台、徐々に暮れ行く絶妙な時間帯、そしてほぼ満員のスタジアム。
等々力で勝ったというのも個人的には3年半ぶり、ホーム側でトリパラを回すという稀有な経験もできた。
マリノスから、なかなかこれ以上ないクリスマスのプレゼントをもらった気分。
この試合の余韻と元日の決勝への期待とで、気分良く年越しを迎えられそうだ。

正直、試合前は「90分での勝ち目は3分の1くらい、延長戦にもつれ込めば五分五分」くらいに思っていた。
9月のホーム柏戦を欠席したので、自分の中の柏のイメージは4月のアウェー戦のもの。
あのときに終始強烈なプレッシャーに晒され、ほぼ何もできなかったイメージが残っていた。
だから相当厳しいだろうと覚悟していたが、マリノスも自陣でのボール回しには進歩があり、あのときのような絶望的な試合にはならずに済んだ。むしろ、時を経て同じ相手と戦って、手応えを感じることができた。

ただ、そうは言っても、柏は若いタレントが揃い強力な外国人選手もいて、戦術的にもよく整理された強敵だった。
事故のような1失点だけで済んだのは、飯倉の神がかりなセーブがいくつもあったから。
リーグ戦ならば、課題の多い引き分けで終わってしまいそうなところ、勝つか負けるかのノックアウトの大会では、「偉大なGKがチームを救い、決勝進出の立役者になった。めでたしめでたし。」と考えることができる。
試合勘に問題がありそうなこの時期に、飯倉が当たっていることは、決勝戦に向けても実に心強い。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 横浜F・マリノス
ジャンル : スポーツ

コメント

非公開コメント

プロフィール

たいぺー

Author:たいぺー
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示