[Marinos 2016] vs 鹿島アントラーズ(EC/SF)

鬼門の準決勝に挑む。
ある程度の年季のあるマリサポなら、国内カップ戦で何度となく準決勝の壁に阻まれた苦い記憶があるはず。
調べてみたら、自分がマリノスを応援し始めた2005年以降、今年のルヴァン杯までで実に9回もあった。
これはJクラブの中ではぶっちきりの1番で、2番目に多いのはFC東京と川崎の5回。

さらに調べると、同じ2005年以降でマリノスが国内カップ戦の準決勝まで進出した回数は、今年の天皇杯を含めて11回で、これはガンバの15回に次いでJクラブでは2番目に多い。驚いたことに、これは鹿島の10回を上回る。
しかし、ガンバは11回、鹿島は7回、準決勝を突破している。マリノスは1回だけだ。
感覚的に悪印象を植え付けられているだけでなく、統計的にも恐ろしく準決勝との相性が悪いことが分かる。

大会ごとに事情(特に組み合わせ)が異なるので、原因を統一的な理屈で説明することは非常に難しい。
浦和や川崎のように、タイトルを意識すると本来の力が出せなくなるのだろうか。
ただ、組み合わせに恵まれて勝ち上がったものの、準決勝で初めて強敵に当たって散ったことも多いからな。
或いは、今年の両カップ戦のように、勝ち上がる度に怪我人等が出て戦力が下がるということもある。

何にせよ、この準決勝敗退率は尋常ではなく、もはやオカルトの世界と言って良い。
目に見えない何か、理屈で割り切れない何かと戦うのは、選手達にもサポーターにも、実に大変なことだ。
だからこそ、その壁というかジンクスを突破したときは、非常に痛快なのだけれど・・・。



鹿島との準決勝は、大阪のヤンマースタジアム長居にて。
大阪に飛ばされるのはともかく、日産スタジアムを準決勝のもう1試合で使われるのが心情的に受け入れ難い。
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Sメイン席ベンチ左側、すなわちマリノス側のチケットを買っておいた。
実は、このスタジアムに来るのは初めて。陸上競技場だけれど、スタンドに高さと傾斜があるので、見づらくはない。
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マリノスの選手達のウォーミングアップが始まった。
決勝戦までの調整を見据えてか、ベンチ外の喜田(フェイスガード装着)と下平も練習に帯同していた。
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マリノス側のゴール裏。
帰省ラッシュで大阪への足を確保しにくい中、まあまあ駆け付けたんじゃないかな。
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鹿島側のゴール裏。思ったより少なめ。
関西まで遠征するような猛者達も、Club World Cupでの出費がかさんで財布が厳しいか。
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試合前の記念撮影。
このメンバーで、このユニフォームを着て、元日まで行きたい。
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小笠原と球際で競り合う前田。
今日もトップ下というか、攻撃では2列目を動き回り、守備では2トップのように前からプレスにいく役割だった。
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喜田の欠場で先発出場が回ってきた中町。
準々決勝では出番がなく、試合勘が欠けていたのか、持ち前の球際の強さがやや影を潜めていた。
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赤崎のドリブルに対応するボンバー。
今日は怪しいプレーは少なく、概ね安心して見ていられた。
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優勢だったが決定機を逃し続けると、カウンターから(天敵の?)土居に決められて先制を許した。
鹿島らしい試合展開に持ち込まれ、もうこの時点でマリノスは追い込まれてしまった。
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0-1で折り返して、後半の反撃に懸ける。
先制された後の前半残り時間からチームは既に浮足立っていて、何らか梃子入れが必要に思われたが、交代はなし。
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案の定、ほとんど何もできない15分を過ごした後で、俊輔を投入。
しかし、追い掛ける展開で富樫を下げてFWがいなくなるという、なかなか意味不明な交代策だった。
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学はこの試合、残念ながらだいぶブレーキだった。
ボールが上手く足に付いていない感じだった上に、スパイクが芝と合わないのかよく転倒していた。
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鹿島の術中にはまった後半、唯一の希望は俊輔だった。
ボールを取られない上に、周りがよく見えていて、配球も正確。やはりマリノスは俊輔だと思い知らされる。
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セットプレーのチャンスには、否が応でも天野以上の期待がかかる。
実際、押し込んだがオフサイドになったシュートや、ポスト直撃のシュートなど、惜しい決定機を演出していた。
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1点でも重いのに、2点目も決められて、終わってみればほぼ完敗。
2005年以降の12年間で10回目の準決勝敗退となった。
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負けたことでこれが今季最後の試合となり、ゴール裏への最後の挨拶へと向かう。
心なしか、今季最終戦という以上に、雰囲気が重かった。お辞儀した後、なかなか頭を上げない選手も多くて。
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痛々しい程の悔恨の表情を浮かべる学。泣いていたという話もある。
自分が引っ張ってタイトルを獲りたかったのだろう。今回がその最後のチャンスだったというのか。
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決勝のチケットを鹿島サポのおばちゃんに譲り、虚脱感のままスタジアムを後にした。
大阪まで来るのが大変でろくに食べていなかったので、お好み焼きでも食べて帰る。梅田の「きじ」へ。
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今までは「きじ」に来ると「もだん」だったけれど、焼きそばを混ぜると広島風と同じになってしまうので、今回は焼きそばなしにしようと思い、「いか豚玉」にした。泣いてはいないけれど、涙の味のような気がした。
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鹿島との試合って、大体こうだよな。
90分を通して圧倒されることはそんなにないけれど、終わってみれば完敗。
前半に何度もあったチャンスを逃し続け、先制されて後半にギアを上げられると、もう何もできずに終わり。

本当に、前半に何とかしたかった。
キクマリの映像で振り返っても、どれか1つは決めようよってくらい歯痒い攻撃だった。
それに対して、鹿島の攻撃の、なんとシンプルで的確だったことか。
マリノスが手数をかけて攻めて攻めきれないのに対して、鹿島はするするっと抜けてきてぽんっと点を取ってしまう。
勝てるチームになりたいならば、ああいうオーソドッククスな攻撃をして、確実に決められるFWがいないとな。

まぁ、このメンバーで出来るサッカーを全力で頑張ってくれたと思うし、少なからず可能性は感じた。
リーグ戦ではずっと機能不全を感じる消化不良な戦いだったが、2つのカップ戦ではいずれも4強まで進むことができた。
やはりこのチームには、簡単には負けない底力があったのだと思う。
それを勝てるサッカーに昇華させることが課題なのだけれど、それは恐らく、このメンバーと監督では難しい。

シーズン終了から一夜明けて、早速移籍の話がどかっと出てきた。
このオフ、出る方も入る方も、結構な数の動きがあって、来季はだいぶ違ったチームになるだろう。
それで結果が出れば良し、出なければ「ふざけんな」となる。
来季は、今まで以上に、試される1年になるだろうね。
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